【完結編(後編)】アニメ「進撃の巨人」をわかりやすく解説!ファイナルシーズン【第3章〜最終章:あの丘の木に向かって】

アニメ「進撃の巨人」最終回あらすじ解説

「進撃の巨人-ファイナルシーズン 完結編(後編)-」が公開されました!

(NHK総合にて2023年11月4日(土)24時から85分スペシャル放送)

こちらの記事では、ファイナルシーズン完結編(後編)の内容を振り返っていきます!

前回の記事はこちら

【完結編(前編)第2章】アニメ「進撃の巨人」をわかりやすく解説!ファイナルシーズン【#罪人たち】

前回は「前編」を振り返り、こちらでは「後編」を振り返ります。

漫画(原作)は34巻収録

アニメ「進撃の巨人」完結編(後編)

出典:https://shingeki.tv/final/story/#/episode/final_02

終尾の巨人となり、無数の巨人たちとスラトア要塞に進撃するエレン。絶望の淵に立たされた避難民の前に現れたのは、地鳴らしから間一髪で逃れられたミカサ、アルミン、ジャン、コニー、ライナー、ピーク、リヴァイ。かつての仲間たち、そして幼馴染とエレンの戦いがここに終結する。

引用:進撃の巨人公式ホームページより

進撃の巨人 完結編(後編)

第3章:天と地の戦い

前編からの続きです。
調査兵団が地鳴らしを止めるため、エレンに向かって行きます。

エレンの背中から現れる巨人は歴代の九つの巨人の継承者であり、始祖の巨人の力で蘇らせています。

始祖ユミルの意思で、戦うためだけに生み出された巨人です。

アルミン巨人化失敗

巨人の攻撃に耐えられなくなった調査兵団は、アルミンが巨人化してエレンを吹き飛ばす決意をします。
そんな矢先、アルミンはオカピのような巨人に捕獲されてしまいます。

アルミンの巨人化に失敗した調査兵団は、無数の巨人たちと戦い続け、絶体絶命の状況に陥りました。

ファルコに乗ったアニとガビ

以前、ファルコが見た空を飛ぶ記憶は現実に起こりました。
空を飛ぶのは調査兵団の「自由の翼」とかかっていて、最終回らしい演出ですね。

空を飛べる確証もないのにキヨミさんが船を沈ませてでも行かせたことから、アニもガビも絶対に地鳴らしを止めるのだと強い意思を持って駆けつけてくれました。

もうエレンを気に掛ける猶予はなくなり、みんなで「エレンを殺そう」と意見が一致しました。

ミカサは激しく動揺しますが、アルミンを救うことだけを考えて戦います。

第4章:長い夢

第4章では、アルミンが道でジークと会います。

ジーク
ジーク

君もユミルに食われたか。

生きる目的とは、増えることだ。
生命は今日も増えようと必死だ。

死や種の絶滅は増える目的に反する。
そのために恐怖という罰則もあり、あの子は(始祖ユミル)はその苦しみから逃れるのに必死だった。
より強くより巨大な不死身の体を生み出し、そして死さえ存在しない世界へと彼女は逃れた。

これだけの力を持っていながら、フリッツ王に逆らうこともできなかった。
2000年もの間、ここにとどまり、フリッツ王に従い続けた理由。

それがエレンには理解できて、俺には理解できなかった。
だから、ユミルはエレンに付いた。

アルミン
アルミン

教えてください、ここから外へ出る方法は。
僕は何も諦めていません。

ジーク
ジーク

種を存続させることが、そんなに大切なことか?
なぜ負けちゃいけないんだ?

何の意味かわからず、ただ増えることだけに踊らされる日々を終えて、これで自由になったって…。

ジークは、生命が恐怖と戦いながら増えていくことに、何の意味があるのか疑問に思っていました。

恐怖と戦い続けなければいけないなら、いっそ負けてしまえばいいのに。
生きる意味を見出せないジークは、ユミルに食われたままです。

人それぞれの大切なもの

アルミンがふと言います。

アルミン
アルミン

あれは夕暮れ時、丘にある木に向かって3人でかけっこをした。
ただ走っているだけで気持ちよかった。そこで思った。
ここで3人でかけっこをするために生まれてきたんじゃないかって。

この何でもない一瞬が、大切な気がして。

僕にとってこれは増えるために必要でも何でもないですけど。
すごく大切なものなんですよ。

ジーク
ジーク

何の意味もない…。
でも、確かに、俺はずっとキャッチボールをしているだけでよかったよ。

ジークはここで、生きる意味なんて必要がなくて
ただ一瞬の幸せを味わうために生まれてきたのだと、自分の中で答えを見つけました。

ジークの気づきが、生も死もない道のなかで眠っていたみんなを呼び覚ましたのです。
ユミルに支配されていた九つの巨人の継承者たちは、自分を取り戻します。

今まで始祖ユミルの意思で戦っていた九つの巨人の継承者たちは、調査兵団と一緒に、始祖ユミルとエレンに向かって戦い始めました。

ジーク「おーい、ここだー!」

アルミン
アルミン

ジークさんのおかげだよ。
生も死もない道の世界で眠っていたみんなを呼び覚ました。

全てのエルディア人は道で繋がっている。
それはおそらく、始祖ユミルが繋がりを求めているからだ。

ジークはリヴァイへ殺してもらうために、出てきました。

ジークは、自分の命と引き換えに、地鳴らしを止めました。

(王家の血を引くジークが死ぬことで、エレンと始祖の力を仲介する存在がいなくなるため、地鳴らしが止まります。)

このタイミングでジャンがエレンの首を爆発し、アルミンが巨人化します。さよなら、エレン。

無垢の巨人化

エレンの首は落ちましたが、中からウニョウニョしたものが出てきて、再びエレンと結合しようとします。

ジャン
ジャン

あとの事は仲間に託す。
それが、調査兵団の最後ってやつだからな。

その物体からガスのようなものが出てきて、ラガコ村と同じやり方でエルディア人は無垢の巨人化しました。

最後まで地獄を見せられ、トラウマ級の結末で終わるのか?と思ったのではないでしょうか。

アッカーマンと巨人の力を持つ者は無垢の巨人化しないため、リヴァイ・ミカサ・ピーク・ライナー・アニはエレンを倒しに向かいます。

約束を守れなかった

ここで、全てを放り出して逃げた二人の未来が見えます。

ミカサ
ミカサ

ごめんね。この話はしない約束だったのに。

エレン
エレン

もう一つ、約束していいか。
俺が死んだらこのマフラーは捨ててくれ。

お前はこれから長生きするんだから、俺のことは忘れて、自由になってくれ。
頼むよミカサ、忘れてくれ。

これは、スリの少年を助けた時のこと。
「俺はお前の何なんだ?」という、エレンの問いに対するミカサの答えが違った場合の未来です。
ミカサが「あの時私がもし・・・」というシーンがありましたね。

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全てを放り出す未来の話を、エレンはミカサにしないように約束をしていたのだと思います。
しかし、エレンの最後の「お前が大嫌いだった」という言葉が辛すぎたミカサは、エレンとの約束を破ったのだと思います。

ミカサは、どうしてもエレンを忘れたくなかったのです。

最終章:あの丘の木に向かって

いよいよ最終話です。
エレンとアルミンの幼少期に戻り、ここで未来の結果の話をしています。

始祖の力がもたらす影響には、過去も未来も同時に存在します。
全ては道で繋がっていて、時間は存在しません。

ここで全てがわかります。

ユミルはフリッツ王を愛していた

エレンはユミルがフリッツ王を愛していたことを理解していました。

神に等しい力を手に入れてなお、故郷を焼かれ親を殺され、舌を抜かれた相手である王をユミルは愛していたのです。
ユミルは、その苦しみから解放してくれる人を探していました。

それがミカサだったのです。

エレン
エレン

なんで?それはユミルにしかわからねーよ。
俺もまだミカサが何をするのかわからない。

俺が確実にわかっていたこと、ミカサがもたらした結果、
全てその結果に行き着くためだけに俺は進み続けた。

あの時、ベルトルトは死ぬべきじゃなかった

このシーンが意味深でしたよね。
理解すると胸が痛くなるのですが・・

100年間守られた壁が破られ、巨人が入ってきて、多くの人々が襲われた初回の話です。
エレンの母を殺した巨人(ダイナ)は、近くにいたベルトルトをスルーして、エレンの母へ向かっていたのです。

そして、この巨人を自分の母親へ向かわせたのは、エレンの選択だったのです。

これからもずっと一緒

ずっとクールに決めていたエレンですが、本音は「ミカサに忘れてほしくない」のでした。
男のプライドを捨てて「死にたくない」というこのシーンは、最後のエレンらしい描写でした。

そして、アルミンは8割の人を虐殺するという未来を知って絶望します。

エレン
エレン

俺は平にしたかったんだ。
この景色が見たかった。

どうしてこうなったのか、やっとわかった。
どこにでもいるありふれたバカが力を持ってしまったからさ。

だからこんな結末しか迎えることができなかった。

アルミン
アルミン

エレンに外の世界の本を見せたのは僕だ。
誰もいない自由な世界をエレンに想像させたのも、僕だ。

ありがとう、僕に壁の向こう側の景色を見せてくれて。
これは僕たちがやったことだ。だから、これからもずっと一緒だね。

エレンを倒して世界を救った英雄として讃えられる存在のアルミンですが、エレンと同じ共犯者だと言います。

全てが終わったら地獄で会おうと、ずっと一緒だと約束しました。

ミカサの選択がもたらした結果

ミカサの選択は、愛するエレンを殺すことでした。

ミカサがもたらした選択の結果は、巨人の力をこの世から消し去ることでした。

つまり、無垢の巨人化したエルディア人は人へ戻り、巨人の力を手にした者の寿命が短くなることも無くなりました。
本当にみんなが長生きする結果になりました。

ユミルがフリッツ王が亡くなって娘たちと泣いているシーンがありました。
これはユミルがずっと望んでいた結果であり、ミカサの選択がユミルを苦しみから解放してくれたサインだと思います。

ミカサ
ミカサ

あなただったのね、ずっと私の頭の中をのぞいていたのは。

ミカサの頭痛の原因も、ユミルの干渉だったことがわかりました。

ユミルのためにミカサが犠牲になるような結果になりましたが、ミカサがこの世に生まれてエレンと出会うことができたのも、ユミルが生み出した命のおかげです。

天と地の戦いから3年後

多くの命が奪われ、残された人々の傷もまだ癒えていない状況です。

エルディア国はイェーガー派が取り仕切る軍を結成し、日に日に力をつけています。

戦わなければ勝てない。
巨人がいなくなっても争いはなくならない、その未来をエレンは残された人々へ託しました。

そして、散々殺し合った者同士がどうして平和を訴えるのか、そのような問いを残して終わります。

見逃した!進撃の巨人ファイナルシーズン完結編はどこで見れる?

進撃の巨人ファイナルシーズン完結編

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進撃の巨人 完結編(後編)

まとめ

進撃の巨人、アニメもついに完結しました。
シーズン1からファイナルシーズンまで、本当に同じアニメ?と思うほど伏線と展開がすごい物語だったと思います。

エレンは死んでしまって、ミカサとは結ばれない結末になっていまいましたが、とても綺麗な終わり方でしたね。

もう続きは見られませんが、世代を引き継いで見続けてほしい神アニメでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!