あなたは末っ子ですか?
もしくは恋人や友人が末っ子ですか?
「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、幼少期の環境やふるまい方は大人になってからの性格や行動に大きな影響を与えます。

つまり、人の性格はきょうだい構成に左右されていると言われてもおかしくないのです。
著書「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」を読んでみると面白かったので、末っ子の特徴を抜粋してみました。
共感ポイントはあるか、チェックしてみてくださいね。
末っ子の性格・特徴

末っ子の特徴を簡単にまとめたのがこちら。
- 甘え上手で他力本願
- 要領がよくてしたたか
- ノリがよくて享楽的
結構当たってませんか?(笑)
末っ子は、一人目の子と違ってのんびりと育てられるので、しっかりしなくちゃ!という責任やプライドは生まれません。
みんなを笑顔にしようとするサービス精神と、揉めごとを避け、ノリや雰囲気を大事にする社交性が身についているのです。
末っ子には、生まれた時から「お兄ちゃん/お姉ちゃん」というお手本がいるので、自然とマナーを身につけ「いい子」に育ちます。
褒められている長子をマネし、叱られる長子を反面教師にしてきた末っ子は、大人になっても要領が人一倍いいのが特徴です。
学習能力が高く、なんでも上手くこなす器用さを持ち合わせています。
末っ子が口をそろえるのが「きっと誰かがなんとかしてくれる」という他力本願な信念です←
それは、小さい頃から面倒なことは親や長子が担ってくれた感覚が染みついているからです。

みんながピリピリしているのを横目に「楽しい毎日を謳歌したい」それが末っ子の本性です。
各きょうだい構成で欠けているものがこちら。
- 長子:デリカシーがない
- 末っ子:ガッツがない
- 中間子:素直さがない
- 一人っ子:常識がない
末っ子にはガッツがありません。
末っ子はものごとを効率や損得感情で考え、最短ルートで成功にたどりつきたいので、やる気・粘り・ガッツ・といった汗臭いものはむしろ避ける傾向があります。

めちゃくちゃわかるよ。
これには理由があって、末っ子の生まれてきた世界にはすでに「体力的にも権力的にもかなわない姉や兄」が存在しています。
つまり、「負け」からのスタートということ。
もちろん、前例を真似をするばかりでなく「同じはいや」と反発することもありますが、結局は「すでにあるものをどうにかする」という発想に落ち着きます
職場でも、末っ子は前例に学びながら無駄を省き、スマートに仕事をこなそうとします。
上司や先輩社員に「ガッツがない」「要領だけ」と嫌みを言われたら危険信号です。

せめて「頑張っているフリ」だけでもしておくのが賢明だね。
末っ子の恋愛に対する姿勢

きょうだい別の恋愛タイプがこちら。
- 長子:恋人には意外と甘える
- 末っ子:恋人には意外とそっけない
- 中間子:恋人には意外とわがまま
- 一人っ子:恋人には意外と尽くす
「ナチュラルボーン甘えん坊」である末っ子は、恋人に対しては不思議とクールなのです。
もちろん甘えることもありますが、デレデレした甘え方ではなく、恋人気分を盛り上げたり、相手の愛情を引き出したり、何かをねだったり…という確信犯の手口です。
つまり
プロ彼氏・プロ彼女に向いている性格と言えます。
末っ子は、付き合うまでは甘えスキルを存分にいかして恋愛を盛りあげますが、付き合った途端に連絡をしなくなったり、無愛想になったりするのも特徴です。
「みんなにいい顔していると疲れるから、たまには素でいさせてよ」というのが理屈なわけですが、恋人からすると飼い犬に噛まれた気持ちになるでしょう。

信頼のあらわれだろうけど、ひどい話だ。
恋愛では意外とドライな末っ子でしたが、結婚観はどうでしょうか?
- 長子:価値観が合う人と結婚する
- 末っ子:気が合う人と結婚する
- 中間子:自分を好きな人と結婚する
- 一人っ子:自分が好きな人と結婚する
末っ子は価値観などという面倒なものよりも、フィーリングを大事にします。
結婚を決めたきっかけは?と聞かれて「一緒にいて楽だから」と答えるのは照れ隠しでもなく、本気で思っていることです。
「家を守る」だとか「両親を安心させる」といった結婚のシリアスな部分は見てみぬふりをします。

末っ子にとって結婚とは、好きな相手と楽しく過ごすことの延長線上にすぎないのです。
末っ子との付き合い方

さて、末っ子の性格や特徴を紹介してきましたが、彼らとうまく付き合うにはどのようにすればいいのでしょうか?
末っ子と付き合う上での大事なのがこちら。
末っ子は平和主義者だが、損得勘定に敏感で意外にがんこ。交換条件を出してドライに対応すべし。
末っ子は圧倒的な平和主義者なので、もめ事を避けて楽しく過ごしたいと思っています。
表面的に腹を立てたり声を荒げることはない反面、イヤなことはイヤと断固拒否し続ける頑固な一面もあります。
そして、末っ子のもう一つの行動理念が「損得勘定」です。

末っ子はどこまでも楽をしたいらしい(笑)
決断や責任を逃れ、自分の得にならないことはしたがらない末っ子は、ときとして話にならないくらい面倒な相手になります。
そんな彼らを動かすためには、「交換条件をちらつかせて現実的に交渉する」しかありません。
周りの末っ子を手の上で転がしたい人は、効果的なひとことがこちら。
すごい!
子どもの頃から要領よくものごとをこなしてきた末っ子は、褒められることが大好きです。
凝った言いまわしは不要で「すごい!」「頭いい!」などどんな言葉もささりますが、褒めたところでやる気を出すわけではないので、挨拶代わりに褒めておきましょう。
次から気をつけて
叱られても萎縮するか開き直るかの末っ子に刺さるのは「次から気をつけて」というフレーズ。
「この失敗を無駄にするなよ」「経験から学べ」など、彼らの要領主義を刺激するのです。
代わりに〇〇させて
末っ子に謝るときは「お詫びにランチをご馳走させて」といった、埋め合わせをすることが効果的です。
彼らが欲しいのは、反省の姿勢ではなく「慰謝料」なのです(笑)
大丈夫
根が能天気な末っ子なので「きっとなんとかなるよ」という根拠のない励ましをすると、「…だよね!」とすぐに元気を取り戻します。
〇〇があるよ
目の前にエサをぶら下げられると弱いのが末っ子です。
「あなたが来ないと始まらないよ」といった言葉は逆効果で、「いやいや、待たれても困るし」というのが末っ子の本音。
持ち上げるのではなく「イケメン/美女がくるよ!」というような、おいしいエサをぶら下げましょう。
付き合ったら楽しいよ
楽しさと気軽さをこよなく愛する末っ子には、シリアスさゼロのフレーズが効果的です。
これが終われば〇〇だよ
末っ子のやる気を引き出すのに最も効果的なのは「ごほうび」です。
「成長できるから」といった精神論は響きません。明日の成長より今日のごほうびを与えましょう。
また今度ぜひ
「断るならサクッと断って欲しい」と願う末っ子には対しては、ポジティブな一言を付け加えればOKです。
「本当は行きたいんだけど…」などはっきりしない回答は彼らにとって重たくて面倒なのです。
まとめ
以上!末っ子の特徴や付き合い方について紹介しました。
末っ子の方、結構当たっていませんか?笑
自分の性格ってきょうだい関係の影響を知らずと受けているんですね。